>こんにちは、岩兄でございます。
>
>ここのところ雨が続いていますが、今日も朝から雨です。しかも日曜日。
>僕にとっては最高のシチュエーションなのです。
>
>子供の頃からそうだったようです。
>きれいに晴れた朝に「今日は何をしようか！」とワクワクするのも良いものですが
>雨音で目覚めて「あー今日日曜やったねー」とつぶやいている朝が好きなのです。
>
>さて、テーマの「イマジネーション」なのです。
>
>たまーに、いろんなことを考えすぎて具合が悪くなることがあるのですが、
>そんな時によく思い出すあるエピソードがあります。
>
>何年か前、友人の子供と体験した出来事なのですが。
>その子供がいきなり「釣りに行こう」といいだしたのです。その日は釣りに行く予定など無く
>時間も午後をとっくに過ぎていました。僕はめんどくさーっと思いながらもすぐに、「いやばーい」と断るのも
>なんだか悪いなーと思い、現実的な無理トークで納得してもらうことにしました。
>
>まず、道具はどがんすっと？　から始まり餌は？　場所は？　そもそも君は釣りしたことある？ってな感じです。
>イヤなやり方です。
>この大人のやり口に当時５〜６歳のその子は諦めるだろーと思っていたのですが、近くに落ちていた小枝を拾ってきて
>「こいで良か！」とぬかしたのです。棒の先にはビニールテープが結んであります。「餌は？」と聞く僕にそのガキンチョは
>「そがんといらん」と自信顔です。ダメだこりゃ、と思いながらも「どこ行くとね？」と最後の質問に「すぐそこ」とほざきやがったのでした。
>
>「あーわかったよ！そこまで言うなら連れてってもらおーか！あ〜！」　位の勢いで付いて行った先は、出来たばかりの商業施設でした。
>しかも頭上には観覧車が回っています。そして、前には人口の小川が流れていました、、、、、「まさかここで」
>
>立ち尽くす僕の側でガキンチョが釣り始めました。人口下水川にビニールテープを垂らして。
>
>釣りから子供の世話にシフトした僕はジュースでも飲もうかと自販機をさがしていると、「釣れたー！！」とクソガキが叫ぶのです。
>周りの買い物客が物珍しい顔で見ています。僕はガックリきて、もう止めさせようと思いました。
>
>しかし、次の瞬間僕の中の何かのスイッチが入ったのです。
>満面の笑顔でそこ子が叫び続けています。「鯛！　どんぽ！　鯨も釣れたよ！」
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>子供のイマジネーションのなんと豊かなことか。
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>そして、僕にもそんな時期があったことを思い出させてくれました。
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>その日は、二人とも大漁でした。
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